羊膜エキス

はじめに

ホルスではこれまで、数々の「世界初原料」の開発を成功させております。
本ページでは「羊膜」を世界で初めて化粧品・健康食品への配合を可能にした原料「羊膜エキス」についてご紹介いたします。

是非ご一読、ご活用いただけますと幸いです。

「羊膜」とは? モンゴル馬に着目~開発まで

羊膜とは、母体の中で胎児を包み、羊水を保持している薄い膜のことです。
羊膜は高い再生能力を有することが様々な研究から明らかになっており、医療分野では皮膚や角膜の再生、熱傷の治療に用いられています。

また、皮膚のみならず脳外科分野への応用が期待されるなど、医療分野で進化を続ける「羊膜」を身近に取り入れられないか、との想いで研究を重ね、ついに「羊膜エキス」の開発に成功しました。

モンゴル馬着目の理由

「羊膜エキス」はモンゴル産馬の羊膜を使用しています。
馬は年に1度しか出産しないため希少価値が高く、供給量が限られています。

そこで当社は、人口よりも馬が多く存在するモンゴルに着目しました。
モンゴル馬は総数350万頭ほどで、年間約100万頭が出産しています。
安定的に収集した羊膜が、日本へ輸出され、国内工場にて原料化されます。

モンゴル馬の特徴

モンゴル馬は、夏は45℃、冬は-45℃の環境で育ち、粗食に耐え、悪条件に耐え、生き延びられる生命力が非常に強い馬です。

また、無農薬の草や葉、ハーブを食べて生活し、自然の状態で出産を行っています。

世界中の馬は品種改良され続けていますが、モンゴル馬は一万年以上前から品種改良が行われていない伝統的な馬であることが知られています。
そのため当社では、自然に近い状態の羊膜を手にすることができます。

モンゴル馬の羊膜採取

モンゴルのなかでも複数のエージェントを通じて馬羊膜を収集しており、エージェントには獣医師の資格を持つ者がついております。
各県で検査を行い合格した馬の羊膜が、素原料として動物検疫を経て日本に輸出されます。

モンゴル馬羊膜採取の流れ

  1. 獣医師資格を持つ者による馬羊膜の収集

  2. 獣医師による品質検査

  3. 動物検疫にて検査

  4. 輸入

  5. 当社国内工場にて受入検査

羊膜の特徴

各種サイトカイン

「羊膜エキス」はサイトカイン(成長因子)を豊富に含有しており、ターンオーバーの促進や、肌の再生などの効果が期待できます。
また、近年注目の「GDF-11」を豊富に含有しています。

ホルスの羊膜エキス末に含まれる
サイトカイン量

GDF-11
ハーバード大学の幹細胞研究所の研究により発見され、「若返り因子」として世界のトップジャーナルであるSCIENCE誌やCELL誌に臨床試験結果が掲載されるなど、今話題の成分です。
年齢とともに減少していく成分で、細胞の元となる幹細胞や、美肌に欠かせないコラーゲン、エラスチンなどの増殖を促し、肌の再生やアンチエイジング効果が期待できます。

アミノ酸

そのほか、必須アミノ酸を中心に豊富なアミノ酸やシアル酸を含有しています。

〇アミノ酸

…必須アミノ酸

アルギニン 6.11
リジン 4.34
ヒスチジン 1.7
フェニルアラニン 2.94
チロシン 1.82
ロイシン 5.33
イソロイシン 2.06
メチオニン 1.07
バリン 3.81
アラニン 6.62
グリシン 13.8
プロリン 8.06
グルタミン酸 9.74
セリン 3.76
スレオニン 2.89
アスパラギン酸 6.67
トリプトファン 0.49
シスチン 0.79

分析機関:(一財)日本食品分析センター

(g/100g)

必須アミノ酸
タンパク質を構成するアミノ酸のうち、体内で合成することができず、摂取が不可欠な成分です。
美肌効果や抗疲労効果が期待できます。
シアル酸
ツバメの巣の主成分です。美肌効果や免疫力向上、育毛にも高い効果を発揮します。

当社製品

当社では「羊膜」の化粧品、健康食品原料を各種取り揃えております。

No 化粧品表示名称 INCI 含有量(%)
1 Water 98.8
2 加水分解ウマ羊膜エキス Hydrolyzed Horse Amnion Extract 0.2
3 フェノキシエタノール Phenoxyethanol 1.0

ホルス 羊膜エキス末A(健康食品原料) 錠剤・カプセル用

モンゴル産馬羊膜から抽出したエキス末(フリーズドライ)

No 成分名(表示例) 含有量(%)
1 羊膜エキス末 100

ホルス 羊膜乾燥末(健康食品原料) 錠剤・カプセル用

モンゴル産馬羊膜を乾燥粉砕して得たフリーズドライ粉末

No 成分名(表示例) 含有量(%)
1 羊膜乾燥末 100

ホルス 羊膜エキス末P-HMA(健康食品原料)

モンゴル産の馬羊膜から抽出したエキス末と、馬プラセンタエキス末の混合タイプ

No 成分名(表示例) 含有量(%)
1 プラセンタエキス末 80
1 羊膜エキス末 20

羊膜の有効性・安全性データ

有効性データ

ターンオーバーの促進

羊膜は肌を構成する表皮細胞の増殖を促すことが実証されました。古い角質の除去を促し、肌を若々しく保ちます。

表皮細胞賦活作用

コラーゲン産生の促進

羊膜はコラーゲンを生み出す真皮線維芽細胞の増殖を促すことが実証されました。通常、年齢とともに失われるコラーゲンの産生を促し、アンチエイジング効果が期待できます。

真皮線維芽細胞賦活作用

コラーゲン産生促進作用データ

保湿効果

プラセンタに匹敵する高い保湿効果を発揮します。
また、プラセンタと掛け合わせることでさらに高い効果を発揮します。

肌への保湿試験(原料100%塗布)

安全性データ

下記の安全性試験を実施済みです。

化粧品原料 安全性データ

試験名 結果 試験概要
代替皮膚一次刺激性試験 異常なし 細胞に検体を添加して異常が生じないかを確認
代替皮膚光毒性試験 異常なし 細胞に検体を添加し紫外線を照射することで異常が生じないかを確認
ヒトパッチテスト 異常なし ヒトの皮膚に検体を塗布して、異常が生じるか判定
アレルギーテスト 異常なし ヒトの皮膚に検体を一定期間の間隔をあけて、繰り返し塗布することで異常が生じるか判定

健康食品原料 安全性データ

試験名 結果 試験概要
復帰突然変異試験 異常なし 摂取した際に遺伝子が突然変異をおこさないかを確認
単回経口投与試験 異常なし 羊膜エキスの最小致死量と急性毒性発現量の確認

おわりに

本ページにて、ホルスの羊膜原料についてご紹介させていただきました。
より詳しい情報をご希望の場合は、下記までお気軽にお問い合わせください。

担当
マーケティング部
TEL
03-5328-9331
03-5328-9331